【タイ】スマトラ沖地震から10年、最大の被災地で追悼式典

Global News Asia / 2014年12月28日 15時3分

『サイレント・ウォーター~ツナミからの10年~』を撮影するイギリス人のマイク・トーマス監督(映画『サイレント・ウォーター』ウエブサイトより)。

 2014年12月26日は2004年12月26日早朝に起きたスマトラ沖地震からちょうど10年目にあたる。この日、タイ最大の被災地である南部のパンガー県で、プラユット首相も出席して追悼式典が行なわれた。
 
 地震によってもたらされたツナミは、タイでも多くの人の命を奪った。あの日から10年。タイの被災地は見事な復興を遂げている。タイで犠牲になった5000人強のうち、約4000人が犠牲となったパンガー県カオラック地区は、もともと静かなリゾートとして、沖合へのダイビング基地として有名だった。あの日も観光に来ていた多くの外国人が犠牲になった。

 現在、そのカオラックはツナミ以前より多くの観光客が訪れている。被災直後、茫然自失だった地元の人々は、少しずつ手を携え、タイ人と外国人の新しい絆を生み出した。ダイビングショップを経営する日本人も、その中で中心となって動いた。

 またタイでは、直後から警報システムの構築を作り、これまで何回か実際の警報が発令された。そして、その度にタイ人たちは外国人観光客を高台に避難誘導するなど、確実に防災意識が植え付けられた。

 そして、今日に至るまでにはあまりにも多くのエピソードがある。あのとき被災した1人1人に1つずつ、語られないままになっているものもまだまだ多いと思われる。そうした人々へ目を向けた自主制作ショートムービーも完成し、ネットでダウンロードが開始された。『サイレント・ウォーター~ツナミからの10年~』と名付けられたドキュメンタリー映画は、イギリス人のマイク・トーマス監督によって今年、7か月の月日をかけて撮影された。

 静かな美しい自然の映像に、とつとつと当時を振り返って語る被災者。その一言一言が重くのしかかる。しかし、それでも前向きに生きようとする姿は、見るものに力を与える内容になっている。映画は12月26日、同じ被災地である南部のプーケットでプレミアム試写会が行なわれた。

サイレント・ウォーター~Tsunami 10 Yeas On~
以下のサイトでダウンロード販売、レンタル中
http://www.silentwatersthemovie.com
【執筆 : そむちゃい吉田】

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