【エアアジア機】消息を絶って10時間、捜索続く
Global News Asia / 2014年12月28日 18時18分
2014年12月28日、マレーシアのメディアによると、インドネシアのスラバヤから、シンガポールに向け飛行中の、マレーシアに本部のあるLCC・エアアジア機(8501便)が、消息を絶って、10時間が経過した。記録的な悪天候で、積乱雲に突入して操縦不能になり、救難信号を出すことも出来ず墜落したのではないかという見方も出ている。
エアアジア8501便(乗員乗客162名)は、インドネシア・ジャワ島のスラバヤを28日午前5時35分(日本時間7時35分)に離陸し、午前6時17分(日本時間8時17分)に連絡が取れなくなった。予定では、シンガポールに8時37分(日本時間10時37分)に到着することになっていた。連絡が取れなくなる直前に、パイロットからインドネシア管制塔に、悪天候を理由に飛行高度とルートの変更をリクエストしてきた。厚い雲を避けるために高度を6000フィート上げて3万8000フィートにしたい、向きを左に変えたいという内容だった。
事故機の捜索は、GPSでの飛行ルートの軌跡を元に、インドネシア西部のブリトゥン島とボルネオ島の西側の間で行われており、航空機、ヘリコプター、艦艇で捜索しているが、生存に関する手掛かりは見つかっておらず、難航している。
使用機材のエアバス320は、これまで機種に起因する大きなトラブルは報告されていない。機長の飛行時間は6100時間、副操縦士は2275時間だった。
エアアジアの最高責任者は、マレーシアを出発して、インドネシア・スラバヤに向かっている。LCCエアアジアグループは、急速に路線を増やしており、これまで大きな事故もなかったことから、観光客だけでなく、ビジネス客の利用も取り込み、アジアの主要なエアラインとしての存在を示していた。
乗員乗客162名(大人145名、子ども16名、乳児1名)は、インドネシア156名、韓国3名、シンガポール・フランス・マレーシア各1名。
【編集 : 高橋大地】
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