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DOWAエコシステム、ミャンマーに子会社を設立

Global News Asia / 2014年12月29日 9時55分

DOWAエコシステムがインドネシアで稼動中の廃棄物処理施設の外観。

 2014年12月25日、DOWAホールディングスの子会社であるDOWAエコシステムは、ミャンマーのティラワ経済特区において廃棄物処理事業を行なう子会社を設立したと発表した。

 経済開放政策が進むミャンマーでは海外から進出する企業が急速に増加し、交通・電力など基幹インフラの早期整備も急務となっている。これにともなって、工業系廃棄物の発生量が増大し、廃棄物処理能力や適正処理を確保する必要性が高まると予想される。

 DOWAエコシステムは、日本に加えて東南アジアや中国で廃棄物処理や金属リサイクル、土壌浄化事業などの環境・リサイクル事業を手がけている。廃棄物処理事業は製造業を中心とする各種産業にとって必要不可欠なインフラであり、ミャンマーと日本が協力して開発を進めているティラワ経済特区での事業開始をこの度決定した。

 新会社ゴールデンDOWAエコシステム・ミャンマー株式会社は、資本金3600万米ドル(約43億円)でティラワ経済特区内に約42万平方メートルの用地面積を確保。国際的な構造基準に準拠したミャンマー初の管理型最終処理施設の建設を計画している。

 新会社では、廃棄物の最終処理だけでなく、排出企業からの収集運搬、廃棄物の性状に応じた中間処理やリサイクルなど、総合的な廃棄物管理サービスを提供することで、多様な業種からの適正処理ニーズに対応し、ミャンマーの持続的な産業発展に寄与する。2015 年10月からの操業開始を予定。

【編集 : YK】

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