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アイロム・ホールディングス、ベトナムで治験事業を展開

Global News Asia / 2014年12月30日 14時36分

1974年に日本の援助で建設されたベトナムの国立チョーライ病院。

 2014年12月26日、医療機関向け治験支援事業を展開するアイロム・ホールディングスは、子会社であるアイロムがベトナムにおいて治験受託施設(以下、CTC)事業並びに治験施設支援(以下、SMO)事業を推進することを決定したと発表した。

 アイロムは、日本国内で医療機関などと提携し、専門知識を持つ質の高いCRC(治験コーディネーター)やSMA(治験事務局担当者)によって、治験をはじめ臨床研究などの総合コーディネーションをしてきた。

 近年はアジア・オセアニア地域において臨床試験ネットワークの構築を進め、海外で臨床試験を実施する日本の製薬企業の支援や欧米製薬企業の臨床試験計画の早期把握に努めてきた。

 この度、このような実績とネットワークを活かし、ベトナム法人を設立し、ベトナムでのCTCおよびSMO事業を加速することにした。

 CTC事業では、ベトナムの国立チョーライ病院などから院内へのCTC設置について、治験実施について深い経験を持つアイロムを是非パートナーとして進めたいとの意向がある。

 SMO事業では、ベトナムにおいて今後治験施設の拡大が予想され、また、すでに複数の欧米大手製薬企業が臨床試験に取り組み始めており、このような環境を背景にアイロムは治験施設支援を目指す。

 ベトナムは国家戦略として、すでに市販されている医薬品の再評価を行なうことを決定するとともに、東アジアの治験拠点として国際的に認識されることを目指している。アイロムはベトナムの治験に関わる環境の整備と治験実施を支援することで、ベトナムの医療環境の向上に貢献する。
【編集 : YK】

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