【タイ】環境に配慮したエコ島=トラート県
Global News Asia / 2015年1月17日 13時35分
2015年1月16日、タイ国政府観光庁は日本人にあまり知られていない観光地12カ所の紹介を始めた。その中の東部トラート県には、手付かずの自然豊かなビーチが点在している。トラートへは、バンコクからバンコクエアウェイズのプロペラ機で1時間。カンボジア国境に近い。トラートからは、いくつもの離島に船で渡ることが出来る。エコ島として環境意識の高いヨーロッパの人たちに人気のマーク島(リゾートの客室は、1000室)を訪れた。スピードボートで約90分の航海。
外国人記者17人(ドイツ2人、アメリカ2人、中国8人『香港4人、北京2人、広州2人』インド3人、ベトナム2人)がソーラーシステムや、ゴミ分別施設などを視察し、エコ取組みのリーダーの話を聞いた。
ソーラーパネルを各戸に設置、水のリサイクルやゴミの再処理率を高め、島の環境を大切にするエコ島の実現を目指している。現在電力の80%をソーラー発電で賄っている。補えない分は、軽油を燃料に発電を行なう電源車を使用しているが、2酸化炭素の排出量が多いため、本土から海底電源ケーブルを将来的には敷設したいと考えている。
生活が豊かになるにしたがって、深刻な状況に陥った中国の様にならないよう日本とタイが一緒に、第3回グリーン・メコン・フォーラムを先月開いた。マーク島の取り組みは多方面から評価されている。少しの不便を許容して、環境を守りたいとの意識の強いヨーロッパからの滞在者が多いマーク島。素晴らしい透明度の海と、緑豊かな島だ。
中国からのジャーナリストは、手作業で必死に分別作業を黙々とこなする作業員の真面目さにビックリ。「利益を優先する中国では難しいことですが、中国でもこうした試みを実行すべきだと思う」と話していた。
【編集 : TY】
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