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【インド】コクヨ、新工場を建設=約10億5000万円を投資

Global News Asia / 2015年1月18日 21時44分

コクヨは2011年10月、大手文房具メーカーであるカムリン社の株式を取得し、インドに進出した。

 2015年1月15日、コクヨの子会社であるコクヨ・カムリン株式会社は、インドにおける文房具事業の強化を目的とし、マハラシュトラ州パタルガンガに新工場を建設すると発表した。

 コクヨは、国内外市場で顧客への提供価値に重点をおき、その価値を最大化していく開発・生産・販売・物流のバリューチェーンを体現する「事業機軸」の経営を掲げており、アジア各国における市場ごとに、成長する内需を獲得するバリューチェーンを構築する基本戦略を取っている。

 コクヨがインドの大手文房具メーカーであったカムリン社の株式の過半を2011年10月に取得し、インドの文房具市場に参入して以来、コクヨ・カムリン社として、経営の近代化を図りながら、品質向上、在庫水準を最適化する受発注システム導入などを行なってきた。

 新工場は、コクヨ・カムリン社の既存商材(マーカー、シャープペン、ボールペン、シャープペンなど)について、マハラシュトラ州を中心に分散している工場を再編・集約し、効率化によるコスト削減を進めつつ、生産技術の蓄積、生産キャパシティーの増強と安定した生産体制の構築を目指す。

 約10億5000万円を投資し、5万6655平方メートルの敷地にマザー倉庫機能を取り込んだ工場(延床面積2万6401平方メートル)を建設、新興国特有の大幅な需要変動にも柔軟に対応できる体制を構築する。太陽熱の利用、廃水処理プラントの導入など環境に配慮した工場とし、2016年初頭の稼働を目指している。
【編集 : YK】

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