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三菱エレベーター・アジア、タイに新工場と試験塔を建設=約22億円を投資

Global News Asia / 2015年1月23日 12時22分

三菱電機の持つエレベーター試験塔は173メートル。

 2015年1月21日、三菱電機株式会社は、昇降機のグローバル・マーケット向けの製造拠点である三菱エレベーター・アジア株式会社(以下、AMEC社)がタイに新たな工場と試験塔を建設し、開発・生産体制を強化すると発表した。

 新工場により、新興国を中心とした昇降機の需要拡大に対応し、海外市場向けエレベーターの主力機種「NEXIEZ(ネクシーズ)」シリーズの生産能力を増強する。生産能力は、現状の約1.5倍となる2万台となる。また、新試験塔の建設により、コスト削減、リードタイム短縮、高速化など、競争力がある製品の開発・評価を推進する。

 新工場は、鉄筋造り3階建て、建築面積が約4800平方メートルで、延床面積1万4400平方メートル。新試験塔は、高さ59メートルの鉄骨造りで建築面積は200平方メートル。

 7億1000万バーツ(約22億円)を投資して、エレベーター機器(制御機器など)の製造、エレベーター機器の開発・設計・評価試験を行なう。新工場は2016年5月、新試験塔は2016年12月の稼動を予定。

 AMEC社は、タイ東部チョンブリ県のアマタナコーン工業団地内にあり、資本金11億5150万バーツ(約37億円)で、三菱電機グループが100%出資。1991年5月に営業を開始し、従業員は約2300名。
【編集 : YK】

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