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大日本住友製薬、タイ企業と流通・販売契約を締結=香港・シンガポールにも販路

Global News Asia / 2015年2月2日 17時49分

大日本住友製薬と業務提携したDKSHタイランドの配送センターの一つ。

 2015年1月29日、大日本住友製薬は、DKSHタイランド株式会社と、非定型抗精神病薬「ルラシドン塩酸塩」(以下、ルラシドン)の、タイ・シンガポール・香港における流通・販売契約を締結したと発表した。

 DKSHはアジアを中心としたマーケット・エクスパンション・サービスの大手プロバイダーであり、今回の契約に先立ち、DKSHの各国法人と締結した承認申請業務委託契約に基づき、DKSHタイランド株式会社は2014年11月にタイにおいて、DKSH香港株式会社は2014年12月に香港において、ルラシドンの統合失調症を適応症とする新薬承認の申請を行なった。DKSHシンガポール株式会社は2015年2月にシンガポールにおいて申請する。

 タイ・シンガポール・香港におけるルラシドンの承認取得後、大日本住友製薬はDKSHタイランドに対し、ルラシドンの製剤バルクを供給、DKSH各国現地法人が、タイ・シンガポール・香港において、ルラシドンを販売する。

 アメリカ・カナダ・スイス・イギリス・ノルウェーで販売されているルラシドンは、グローバル戦略品との位置づけで、今回、展開の一環として、DKSHタイランド株式会社との提携により、タイ・シンガポール・香港にも展開する。ルラシドンを提供することで、より多くの統合失調症患者の治療に貢献できることを期待する。

【編集 : YK】

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