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トランスアジア航空機墜落・21年間に4回の死亡事故=関心寄せるタイの航空関係者

Global News Asia / 2015年2月5日 11時30分

JALとのコードシェア便を運航するバンコクエアウェイズは、ATR72-500型を8機、ATR72-600型を1機保有し、短距離路線に就航させている。写真は、バンコクエアウェイズのATR72-500型機。

 2015年2月5日、タイの航空関係者は、4日にエンジンが停止して墜落したと言われている、トランスアジア航空機(ATR72-600型機)の墜落事故に強い関心を持っている。

 バンコクエアウェイズが、ATR72-500型を8機、ATR72-600型を1機保有し、短距離路線に就航させているからだ。同社は、JALとのコードシェア便などで業務提携を行なっている信頼度の高い航空会社。

 トランスアジア航空は、事故率の高い航空会社として有名で、21年間に4回死亡事故を起こしている。前回は、2014年7月23日夜、台湾南部の高雄から澎湖島の馬公に向かっていたGE222便が墜落し、乗客乗員58人のうち48人が死亡、10人が負傷した。

 その前は、2002年12月21日、台北・桃園からマカオに向かっていた貨物機のGE791便の翼に氷が付き、氷を取り除く作業に失敗して馬公の南西15キロの海上に墜落。パイロット2人が死亡した。

 また、1995年1月30日、馬公から台北・松山に向かっていたGE510A便が台北近郊の亀山郷の山肌に激突。乗客は搭乗しておらず、パイロットら乗員4人が死亡した。

 このほかにも、エンジントラブルが4件ある。2002年9月と2013年7月にはエンジン火災を起こし。2003年12月、2012年5月にはエンジンに異常を示す機内の表示が出たことがわかっている。

 ATR72シリーズ9機を保有するバンコクエアウェイズでは、墜落事故は起きていない。2009年8月に悪天候の中で、サムイ空港での着陸に失敗。オーバーランして、無人の古い管制塔に衝突し、パイロット1人が死亡した事故だけだ。

 現在、日本の空を飛行しているATR72型機は無い。天草エアライン(本社・熊本県天草市)が、ATR72型機よりも少し小さいATR42-600型機を今年12月に導入する予定だ。天草から、福岡、熊本、伊丹の各空港を結ぶ。
【編集 : 高橋大地】

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