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トランスアジア航空機墜落=ATR72型機パイロット71人に緊急試験を実施・国内線40%運休

Global News Asia / 2015年2月8日 23時17分

ATR72型機は、タイやラオスを始め周辺国でも多く採用されている、ベストセラーの小型プロペラ機。日本ではATR42型機が、天草エアラインに今年12月から導入される。(タイ国内線で使用されているATR72型機)

 2015年2月8日、タイメディアは、台湾・トランスアジア航空のATR72型機が、4日に墜落した事故について伝えた。

 ブラックボックスの解析から、離陸から1分6秒後に右エンジンが停止、パイロットが、その17秒後、左エンジンを停止させた。パイロットは、左右のエンジンを間違えて、墜落したのではないかとの見方が出ている。

 エンジンが停止した場合プロペラの抵抗を軽減するため、プロペラブレードは進行方向に対して水平になるよう設計してあり止まるはずだが、プロペラが回転していたように見える点に疑問があると言う。

 台湾交通部民用航空局は、パイロットの操縦ミスの可能性が高いとして、トランスアジア航空のATR72型機の全パイロッと71人を対象とした緊急試験を始めた。この試験の影響で8日は36便が欠航した。試験の内容は、面談による口頭試験と筆記試験で、不合格の場合は再トレーニングを受けさせるというものだ。試験の結果は11日に発表される予定。

 それまで、ATR72型機で運航する台湾国内線の約40%が運休する。会社側の整備体制についての調査も実施しているという。
【編集 : 高橋大地】

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