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【タイ】乗車拒否をしないタクシーが登場=トヨタ「プリウス」500台が運行

Global News Asia / 2015年2月13日 0時0分

乗り心地と安全性で人気のナコンチャイエアー。タクシー業界に改革の風をもたらすことになるか(同社ウエブサイトより)。

 2015年2月11日、タイメディアは、乗車拒否やボッたくりなど悪評が目立つバンコクのタクシー業界に、決して乗車拒否をしないことを宣言したタクシー会社がサービスを始めると報じた。

 報道によると、決して乗車拒否をせず、料金もメーターにしたがうことを第一のモットーに掲げてサービスを開始するのは、これまで長距離バスを運行してきたナコンチャイエアー社。

 オールタイタクシーと名づけられた黄色いハイブリッドカー、トヨタ「プリウス」の車内には、全車両にGPSを備え、クレジット決済も可能。他社では置物になっている領収書発行機も、乗車した距離・時間・料金を記録した上で清算時に必ず手渡されるという。

 また、同社ではスマホアプリや電話による迎車サービスも20バーツ(約75円)の手数料で、あわせて開始する。配車の際には、女性ドライバーをリクエストすることもできる。

 ナコンチャイエアー社では、今回の事業に700万バーツ(約2570万円)を投資し、500台の車両を5月までに運行させる。

 同社は、タイ北部や東北部に多数の長距離バス路線を運行している。1路線に2人以上の運転手を交代で運転させるなどの安全管理や、乗り心地重視のバス車両は他社よりも高い料金であるにも関わらず、予約をしないと乗れないほどの人気。

 同社のサービスは、他社やバス公社にも好影響をもたらし、長距離バスはサービス向上に務めるようになった。

 今回、同社がタクシー業界への参入することで、他社の乗務員教育にも好影響を与えることが期待される。なお、同社のタクシーは初乗り35バーツ(約130円)と他社と同一料金でサービスを提供する。

【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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