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【マレーシア】三井造船、港湾荷役用クレーン29基を受注

Global News Asia / 2015年2月16日 12時56分

マレーシアのクラン港。全世界でも13位(2013年)のコンテナ取扱量を誇る。

 2015年2月12日、三井造船は、マレーシアのウェストポート・マレーシア社より、港湾荷役クレーン29基(岸壁用ガントリー・クレーン14基、ヤード用トランスファー・クレーン15基)を受注したと発表した。

 受注した岸壁用ガントリー・クレーンのうち10基は世界最大級のサイズであり、世界最大の1万9000TEU(1TEU=20フィートコンテナ1つ)積みコンテナ船の荷役が可能。また。ヤード用トランスファー・クレーンは、運転中の負荷に応じてエンジンの回転数を最適制御する機能を搭載。実績値で従来製品より30%以上の燃費削減効果があり、ターミナルの運営コストおよびCO2排出量削減への寄与が期待される。

 ウェストポート・マレーシア社は、マレーシア最大、全世界でも13位(2013年)のコンテナ取扱量を誇るクラン港でターミナルを運営しており、クラン港の貨物の70%以上を取り扱う。この度、新たに約300億円を投資し、ターミナル拡張に着手した。

 今回、三井造船が受注したクレーンは同拡張計画の一部である。拡張完了後、保有クレーン数は岸壁用ガントリー・クレーン66基(うち三井造船製50基)、ヤード用トランスファー・クレーン172基(全数三井造船製)となり、年間の取扱能力は現在の1100万TEUから1380万TEUに増強される。

【編集 : YK】

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