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【タイ】プーケットのビーチで警察が取り締まりを強化=観光客から抗議も

Global News Asia / 2015年2月19日 15時53分

2006年頃のパトンビーチでは、パラソルとビーチチェアは、業者ごとにきちんと整えて並べられていた。

 2015年2月に入ってから、タイ南部のリゾート地プーケットのパトンビーチが警察の取り締まりで混乱している。外国人観光客がビーチに持ち込むビーチチェアを全て禁止し、中には罰金を科された例もある。

 パトンビーチでは昨年、軍政と地元警察が、地元業者によるパラソルやビーチチェアの貸し出しを禁止。その後、一部が緩和され、パラソルとゴザやマットの貸し出しについては許可されていた。

 観光客たちはこれまで、それぞれホテルなどからビーチチェアを借りたり、店で購入してビーチに持ち込んでいた。それに対して地元警察は、数か月の間、特に注意もすることなく、いわばお目こぼし的に放置していた。それがここに来て、急に取り締まりを始めた。

 これには、観光客たちも仕方なくしたがっているが、一部には抗議する人たちも見られる。また、タイ人のネット掲示板などでも、警察を批判する声が相次いで寄せられている。

 警察では、本来の規制を厳格に施行しただけであり、タバコや食事は禁止されているが、アルコールも含めて飲むことは禁止していない、とコメントを発している。

 タイ人がネットの掲示板に寄せたコメントの一部を紹介しよう。

「観光客は、くつろぐために来ているのに、かわいそう」

「欧米の人たちは、みんなマナーよく過ごしているのに、何でこんな嫌がらせみたいなことするの?」

「またまた小遣い稼ぎしてるね」

「他にたくさんやることがあるのに」

 私見だが、以前のパトンビーチのほうが、パラソルもチェアもきれいに整えて並べられて、しかもパタヤのように密集もしていなかったので、見た目にもきれいだった。今のパトンビーチは、好き勝手にバラバラにパラソルが立っているせいで、見た目が非常に悪い。

 唯一、良い効果としては、しつこいもの売りやマッサージおばさんがいなくなったことくらいだろう。

 現在、マッサージとビーチマットは、地元行政機関の主導で数か所のテントを設けてサービスされている。こうしたことから裏を読むと、これも散らばった利権を行政が一括管理するために始めたことなのだろうと思えてくる。

【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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