【カンボジア】「中間年経済調査(確報)」詳細―JICAカンボジア事務所

Global News Asia / 2015年2月25日 14時41分

ソー・ケン・カンボジア副首相兼内相(資料写真)

 2015年2月25日、JICAカンボジア事務所は、カンボジア計画省統計局が発表した「カンボジア中間年経済調査(確報)」について伝えた。調査結果は、下記の通り。

1.カンボジア全国の事業所数は513,759事業所
 カンボジア全国の事業所数は513,759事業所で、1,000人当たりの事業所数は33.8事業所だった。これを諸外国と比較すると、日本が580万事業所(同45.4事業所)、ベトナムが520万事業所(同58.2事業所)、ラオスが20万9千事業所(同37.4事業所)となっており、これら4カ国の中では、カンボジアの事業所数は、増加傾向にあるものの、依然としてその人口に比べて比較的少ないといえる。

 プノンペン都(州と同格)は、カンボジア全24州(当時)の中で事業所数が最も多く、97,200事業所と、全国の18.9%を占めている。次いで、コンポンチャム州が54,231事業所(同10.6%)、カンダール州が38,679事業所(同7.5%)、シェムリアップ州が37,622事業所(同7.3%)、タケオ州が32,780事業所(同6.4%)となっている。これら5つの州は、平野部またはトンレサップ湖沿岸に位置しており、5州で全国の事業所数の50%以上を占めている。

2.2011年から2014年の間に増加した全国の事業所数は50,396事業所
 カンボジア全国の事業所は、2011年から2014年の間に50,396事業所(+10.9%)増加した。プノンペン都は、全国で増加した数が最も多く、12,470事業所(+14.7%)だった。次いで、シェムリアップ州が9,699事業所(+34.7%)、コンポンチュナン州が4,302事業所(+23.2%)、プルサット州が3,480事業所(+32.3%)、タケオ州が2,967事業所(+10.0%)の増加となっている。この結果は、これらの5つの州が同期間においてビジネス活動や社会経済開発が比較的活発であったことを意味している。

3.カンボジア全国の従業者数は1,874,670人
 カンボジアにおける全国の従業者数は1,874,670人で、そのうち男性が780,299人と全体の41.6%、女性が1,094,371人で全体の58.4%と女性従業者数は男性従業者数を上回っている。

 カンボジア全国の従業者数は2011年から2014年の間に264,060人(+16.4%)増加した。2011年から2014年にかけての人口増加率は4.6%であったことから、従業者数の増加率は、それを大きく上回っている。その理由として、第1次産業から、第2次産業または第3次産業へ従業者が移行したことが挙げられる。これは国の経済発展の過程において共通して見られる特徴の一つである。 

4.事業所の規模は徐々に拡大する傾向
 各事業所における従業者数は3.6人で、2011年から0.2人増加した。1事業者あたりの従業者数は、経済の規模とともに徐々に拡大する傾向にあることを意味している。以下はそうした状況を表す証拠である:1.従業者1人の事業所は2011年から26,479(-13.5%)減少した。2.一方で従業者が2人の事業所は45,466(+27.7%)増加した。3.3人の事業所は20,662(+46.8%)増加した。4.従業者数が100人を超える事業所は109(+13.9%)増加した。

5.製造業はわずかに増加
 カンボジアの主産業の1つである「製造業」の事業所数は71,922事業所で、2011年から596事業所(+0.8%)とわずかに増加した。一方で「教育事業」は11,999事業所あり、2011年から2,131事業所(+21.6%)と目立って伸びている。これにより、近年は教育に関心を持つ家庭が増えている傾向が分かる。

【編集 : TY】

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