【タイ】スラム街の子供通学用バス引き渡し式=在タイ日本国大使館

Global News Asia / 2015年2月28日 9時0分

チョンブリー県パッタヤー特別市の「Fountain Of Life Center」で、通学バスの引渡し式。(在タイ日本国大使館提供写真)

 2015年2月27日、在タイ日本国大使館は、草の根・人間の安全保障無償資金協力として「スラム街の子供たちのための通学用のバス整備計画」にかかる総額1,004,000タイバーツ(約360万円)の支援を行なった。

 チョンブリー県パッタヤー特別市の「Fountain Of Life Center」で、通学バスの引渡し式が開催され、同センター運営団体の「グッドシェパード財団」ジェムジット・タムピチャイ理事長や職員、このセンターで教育を受けている子供たち120人、そして在タイ日本国大使館から齋藤貢次席公使が出席した。

 このプロジェクトの対象地域は、チョンブリー県パッタヤー特別市(通称パタヤ)。国内外から多数の観光客が訪れている人気の観光地。接客・飲食業・建設業やゴミ回収業のほか、風俗業など観光産業を支える労働力として、タイ国内の貧困地域や近隣諸国からの出稼ぎ労働者が多い。彼ら出稼ぎ労働者は、悪条件下での就労、劣悪な住環境での生活を余儀なくされている。また、その子供たちも正式な身分証明や市民権がないため公的支援の対象外となっており、義務教育を受けることができない。長時間労働を強いられている親からも充分な保護や教育の機会を受けることが出来ていない。

 この状況を受けて、「グッドシェパード財団」では、スラムの子供たちに教育を提供するため「命の噴水子供センター」を設置し、正規学校と同様に月曜日から金曜日まで授業を行なっている。広域に点在する各スラムから3~15歳の子供たちが通学する。同センターが保有する送迎バスは、およそ13年使用され老朽化した車両で、運行中の故障も発生しており危険な状態に陥っている。

 今回、日本政府は子供たちの「教育を受ける権利」や基礎教育の重要性、そして、安全かつ安心できる環境の整備が急務とされていることから、整備計画の支援を行なった。

【編集 : 高橋大地】

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