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「イスラム教=イスラム国」ではない。マレーシア人の不快の念

Global News Asia / 2015年3月4日 11時0分

マレーシアは国民の約6割がイスラム教徒である。(皐野歩撮影)

 2015年3月3日、マレーシアのメディアによると、マレーシア人はイスラム国(IS)がイスラム教を前面に掲げていることについて強く不快を感じているという。

 マレーシア最大の与党連合バリサン・ナショナル(BN)の事務総長であるアドゥナン・マンソル氏は、アジア政党国際会議(ICAPP)の第9回総会のスピーチにて「イスラム教は他の宗教にも敬意を払うように教えている。ムハンマドは決してあのような残虐な行為を許していない」と述べている。

 イスラム国に不快を示しているのはマレーシア人だけではない。世界中のイスラム教徒もそうだ。「イスラム教=イスラム国」という偏見により、イスラム教徒というだけでテロリストというレッテルを貼られる。しかし、実際にはイスラム教は平和に暮らすことをなによりも重んじる宗教である。イスラム教徒からすれば、「イスラム教=イスラム国」と考えるのは「仏教=オウム真理教」と考えるのと同じであるという。
【翻訳/編集 : 小林ていじ】

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