安い価格設定のラーメンで有名な日本の幸楽苑がバンコクにもある
Global News Asia / 2015年3月8日 17時0分
タイ幸楽苑1号店のゲートウェイ・エカマイ店。郊外に展開していく傾向にあり、通いたくても不便なのが唯一の難か。味は日本同様だし、価格も安くて在住日本人だけでなく、タイ人からも支持される。(高田胤臣撮影)
2015年3月7日、数年前から和食ブームが続くバンコクでは、日本の有名店の進出が相次いでいる。タイ人も麺類好きであることからか、特に日本の有名ラーメン店が続々と出店している。
しかし有名店の価格設定はかなり高い。1992年に第1号店をタイに出店した、北陸などで有名なラーメンチェーンの『8番らーめん』はタイ全土に店舗が広がっているが、タイ人の一般層をターゲットにしているため、今でも「8ちゃん麺」で63バーツとなっている。日本円だとおよそ250円だ。
ところが有名店は富裕層を狙っていることもあるが、250~300バーツが相場になっている。これは1000円~1200円のレベルで、物価の安いタイではむしろ高すぎる価格だ。
そんな中、290円のラーメンで知られる『幸楽苑』が2012年7月にタイに進出し、現在はバンコクと近郊に5店舗を構えるに至っている。1号店があるエカマイは日本人が多く居住するエリアにも近く、また企業も多いので、食事時はタイ人と日本人で大盛況だ。
その理由は日本と同じシンプルな味でタイ人にもわかりやすいこともあるが、価格設定も影響が強い。有名店が先の設定で出店している中、タイ幸楽苑では一番安い「中華そば」を99バーツに設定している。現在のレートではおよそ396円と日本よりも高いが、開店当初のレートでは247円程度と安かった。
有名店の高いラーメンも確かにおいしいのだが、値段を見ると入るのにややためらいが生じる。その点、タイ幸楽苑は気楽に入れるのは良い。ただ、特に用事がないと行かないような場所ばかりという欠点がある。有名店は価格の分、立地条件は良い。どうにか丁度良い場所にできないものかと願うばかりである。
【翻訳/編集 : 高田胤臣】
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