【タイ】利下げの理由は国内景気の下支えーHSBC投信
Global News Asia / 2015年3月12日 15時41分
2015年3月12日、HSBC投信は、昨日タイ中央銀行が政策金利を0.25%引下げ、2.00%から1.75%に引き下げたことについての見方を示した。
国内景気の弱含みとインフレ率の低下を背景に景気下支えに向けて、今回利下げに踏み切ったものと考えられる。タイの2014年10-12月期の実質国内総生産(GDP)成長率は公共投資の拡大などから前年同期比+2.3%となったものの、市場予想(+2.4%)を下回った。また、1月の鉱工業生産指数、新車販売台数は依然前年割れと不冴えである上、持ち直しが見られていた輸出も中国向けの減少などから再び前年割れに転じており、総じてタイ経済は弱含んでいる。足元のインフレ率は景気の弱さから前年割れで、2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比-0.5%と2カ月連続でマイナスだった。
タイ中央銀行は金融政策の軸足を景気重視に移したものと思われ、今後は国内および世界経済の動向を見極めながら、0.25%の追加利下げを実施すると当社は予想する。景気重視の緩和的な金融政策はタイ株式市場にとってプラス材料になると考える。当社では、緩和策の恩恵を受ける金融および資本財銘柄に注目している。
【編集 : TY】
この記事に関連するニュース
-
利下げへ「確信増」示唆か=8会合連続で金利据え置きも―米FRB
時事通信 / 2024年7月28日 16時36分
-
中国、政策金利を引き下げ 不動産不況で景気下支え図る
共同通信 / 2024年7月22日 12時36分
-
カナダ6月CPI、2.7%に鈍化 利下げ観測を後押し
ロイター / 2024年7月17日 1時37分
-
米9月利下げに「一歩前進」、労働市場が減速 円安から円高に転換するか?
トウシル / 2024年7月10日 16時0分
-
「1ドル=160円超え」で円安進行も、ドル円は緩やかに上昇すると想定 ~マーケットの振り返りと見通し【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフリサーチストラテジスト】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月2日 16時20分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください