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4月13日~15日はタイ旧正月 水かけ祭りが全国で開催

Global News Asia / 2015年3月22日 9時0分

安宿街のカオサン通りはバンコクの水かけイベントで有名。ソンクラーン期間中の水かけは4月13日、14日で、15日の最終日は静かになる。(高田胤臣 撮影)

 2015年3月22日、開催までいよいよ1カ月を切ったタイの水祭りを紹介する。

 タイは毎年4月13日から15日までが旧正月(ソンクラーン)となり、全国で水かけ祭りが開催される。特定の場所でイベントが開かれることもあるが、市街の全てが水鉄砲やバケツを持った人々で溢れかえり、水をかけ合って遊ぶ。タイは年間を通して4月と5月が最も暑い季節になる。

 ソンクラーンは日本語では灌仏節とも呼ばれ、タイ政府観光庁のウェブサイトでは「ソンクラーンとはタイの正月で、太陽の軌道が12カ月の周期を終え、新たに白羊宮(おひつじ座)に入る時期を祝うもの」と紹介されている。本来は旧正月を祝い、家族で仏像などに水をかける儀式であったが、いつの間にか水をかけ合う遊びへと変貌した。

 それでもタイ人にとっては年間を通して最も大切な日となっており、数日前から地方への帰省ラッシュが始まる。ソンクラーン期間中はバンコクの渋滞はほぼ解消されることになる。

 水かけ祭りとしてはバンコクよりもチェンマイが有名だ。例年バンコクよりも前後1日ずつくらい日程が長い。バンコク都内では安宿が建ち並ぶカオサン通りが昼間に賑わう。ビジネス街で知られるシーロム通りは夜間に若者たちが集まる。バンコクの南側にあるプラプラデーン区やビーチリゾートのパタヤは1週間遅れで水かけ祭りが始まる。このように各地域ごとに特色があり、街を歩いていれば否応なしに水をかけられることになる。

 外国人旅行者も水かけ祭りを楽しむ。スーパーマーケットやコンビニエンスストアでは水鉄砲が販売されているので、知らずに到着してもすぐに参加できるだろう。

 ただ、気をつけたいのは祭りのどさくさに紛れてスリや強盗も多いこと、飲酒運転による交通事故が多発することだ。

 タイ在住の日本人の一部は濡れることを嫌って外に出なかったり、国外に旅行に出かけてしまう。しかし一度濡れてしまうと意外と楽しいもの。この時期に旅行を予定されている方はぜひ楽しんで頂きたい。
【執筆 : 高田胤臣】

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