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【ベトナム】セブン銀行ATMが来日外国人増加を背景に12月からベトナム語など12言語対応に

Global News Asia / 2015年3月29日 9時0分

2015年12月からセブン銀行ATMがベトナム語など12言語対応に(セブン銀行公式サイトより)

 2015年3月27日、セブン銀行を運営する株式会社セブン銀行(東京都千代田区)は、海外発行カード利用時の対応言語を現在の4言語から12言語に拡張すると発表した。実施時期は2015年12月頃を予定している。

 現在、同社ATMを海外発行カードで利用すると、英語、中国語(簡体字)、韓国語、ポルトガル語を選択することができる。今年12月からは現在の4言語に加えベトナム語、タイ語、中国語(繁体字)、マレーシア語、インドネシア語、フランス語、ドイツ語、日本語の8言語を追加した合計12言語対応となる。12言語対応のATMは日本初となる。

 対応言語を追加する背景には訪日外国人の増加がある。2014年の訪日外国人は、1300万人を超え、同社ATMの海外発行カード利用件数も2013年度の240万件から2014年度(3月24日時点)は400万件と倍増の勢いを見せている。

 さらに、日本語が追加される点も注目される。たとえば、中国発行の銀聯カードを同社ATMで使用すると日本語が表示されない。音声も領収書も中国語のみなる。中国語や英語に問題ない人ならいいが、不慣れな人には不便を感じさせていた。円安のご時世、筆者のように海外発行カードを日本で使うというニーズも一定数、存在するのだ。

 日本政府観光局によると、2014年、訪日ベトナム人は、12万4266人で前年比47.1%増となっており、今年も増えることが確実視されているので、ベトナム人旅行者にとっては朗報と言える。
【執筆 : 我妻伊都】

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