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【タイ】タイの臨海部にある市場で新鮮な魚を手に入れる

Global News Asia / 2015年3月29日 11時0分

タイ・パタヤの鮮魚市場『ナーグルア市場』は毎日新鮮な魚が売買される。鮮度もよく、日本人が刺身にして食べるのにもまったく問題ないものも多い。(高田胤臣 撮影)

 2015年3月27日、和食が高級な部類に入るタイにおいて、安く刺身などを食べる方法を紹介したい。

 タイは漁業や養殖業も盛んで、新鮮なエビや魚などが格安で手に入る。一般の人が新鮮な魚を手に入れる場合は臨海部にある市場に足を運ぶといい。バンコクからであればバンセーンやパタヤなど東部が距離的に行きやすい。

 衛生観念が日本とはだいぶかけ離れているのでタイの鮮魚市場などに不安を感じる方もいるかもしれないが、活気のある市場はそれほど不潔ではないし、魚も新鮮で不快な臭いもない。鮮魚を冷やすための氷が大量に使われているので、むしろ野菜や精肉市場よりも高温多湿による不快感がない。

 バンコク最寄りのビーチリゾートとして知られるパタヤビーチから数キロ北にある『ナーグルア市場』はパタヤ在住外国人も訪れる鮮魚市場だ。毎日早朝から夕方まで新鮮な魚介類を売っている。アジやカツオ、サバ、太刀魚、イカ、エビにカニ、あさりなどが見られた。サメやエイ、カラフルな斑点模様の魚などもある。

 販売側も心得ていて「サシミ、OK?」などと訊けば、その魚が刺身に適しているか答えてくれる。また、調理法がわからなければどうすればいいか訊ねれば、タイ料理になるがオススメの方法を教えてくれる。

 パタヤ在住者はここで魚を買って外に並ぶ料理店などに持ち込み。炭火焼きや蒸しといった調理法を指定する。そして、目の前の公園でピクニックのように食べていた。こうすることで市内のレストランの数分の一の費用でシーフードを楽しめる。

 バンコクの在住者や旅行者は近隣の商店で保冷箱を買い、氷漬けにして持ち帰る。部屋にキッチンがあればいいが、ない場合は日本人経営の居酒屋などに持ち込んで調理してもらってもいい。ただし、できる店とできない店があるので事前確認は必須だ。

 実際にアジやカツオを刺身にしてみた。南国の暖かい海で捕れた魚だからかやや身が柔らかい気もしたが、味はまったく問題はなかった。鮮度も抜群で、臭いもない。バンコク市内のレストランや日本式の居酒屋で食べるよりもずっと安く、ずっと量も多い。これがタイで安く刺身などを食べる方法である。

【執筆 : 高田胤臣】

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