【タイ】中国人観光客ー我慢が必要な、とても大切なお客様

記念撮影した直後、写真を確認する微笑ましい中国人カップル。(パタヤのウォーキングストリートで4月3日夜撮影)

　2015年4月3日、中国人観光客が多くのトラブルをおこし、タイ人からヒンシュクをかう出来事が、度々起きている。

　タイを代表するパタヤの観光業界関係者に話を聞いた。「パタヤは、タイを代表する観光地で、多くの外国人観光客に利用していただいています。欧米からのお客様は、1週間以上の滞在型が多いです。立ち振る舞いなどもスマートで、普通にスタッフにも接してくださり、いただくご指摘なども今後の改善に活かせる、有意義なご意見がたくさんあります。中国のお客様も、多くは良識のある素晴らしいお客様ですが、中には、困ったお客様がいます。もちろん日本人にも非常識なお客様はいますが、その比率が、他国のお客様に比べ突出しています。

　例えば、ホテル側の不手際があった場合、普通にご指摘をいただければ、ありがたいのですが、高圧的な攻撃姿勢で大きな声を出されることです。また客室を汚される事があります。ですので、普通よりも清掃時間が必要になります。備品が紛失していることもあります。しかし、中国人観光客のボリュームを考えますと、とても大切なお客様で、ぜひリピーターとしてパタヤに来ていただける様、少しでも快適にお過ごしいただけるよう、中国人スタッフを増やし、中国からの観光客の好みを理解するよう、努力してまいります」と話す。

　パタヤ一の歓楽街、ウオーキングストリートも、多くの観光客で賑わっていた。中国人ガイドの先導で、横断歩道が近くにあっても、走行している車を止め無理に横断する姿も見受けられたが、少々わがままでも、多くの中国人観光客にパタヤに来てもらわないと経済が立ち行かないので、我慢しなくてはならないというのが本音のようだ。

【編集 : KK】