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【タイ】タイ西部の町ペッブリーにある鏡で焼く焼き鳥

Global News Asia / 2015年4月7日 17時0分

陽光を集めて焼くためかジューシーな仕上がりで、食感はまるで生肉を囓っているような弾力。それでいて柔らかくて、鶏肉本来の味を感じることができる。(高田胤臣 撮影)

 2015年4月7日、タイのごく普通のローカルフードでありながら、変わった調理法をする焼き鳥があったので紹介したい。その名も「太陽光線ガイヤーン」だ。

 ガイヤーンとはタイ式の焼き鳥で、一般的には魚醤の一種であるナンプラーやニンニクなどのつけダレで味つけした鶏肉を、炭火で香ばしく焼き上げる。店や地方ごとに味つけが違い個性があることと、簡単に調理できることからタイ全土の至るところでガイヤーン専門店が見られる。

 今回紹介する太陽光線ガイヤーンは、炭火ではなく鏡で太陽光を集めて焼くという、究極のエコスタイルの焼き鳥だ。バンコクから片道2時間のペッブリー県の街中にある。

 約800枚の鏡の角度を1点に集中するように調整し、およそ320度もの高温で焼ける装置を店主のシラーさんが独自に開発。そこで約15分かけて鶏を焼いていく。手をかざすと数秒間は熱を感じない。320度といってもじっくりと蒸し焼きにするイメージである。

 焼き上がったばかりの「太陽光線ガイヤーン」の肉は厚みがあるにも関わらず、非常にやわらかい。まるで生肉のままの弾力であった。そして、肉汁が溢れるほどジューシーで、鶏肉の旨味を最大限に引き出している。バンコクにまでその名前が知られている理由が食べてみてわかった。

 タイ王室御用達の保養地である西部のビーチリゾート、ホアヒンや南部プーケットを陸路で訪れる際に寄り道したい場所である。
【執筆 : 高田胤臣】

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