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【タイ】旧正月ソンクラーン前に省庁が天候に関する注意喚起

Global News Asia / 2015年4月8日 11時0分

水かけ祭りで車の荷台から水を掛け合う若者たち。期間中の交通事故も毎年の大問題になっている。(そむちゃい吉田 撮影)

2015年4月8日、タイ気象庁は、7日から10日にかけて熱帯低気圧による暴風などへの警戒を呼びかけた。また、保健省は連日続く猛暑への警戒を呼びかけている。

 日本の桜の季節は、タイでは一年の内で最も気温が高い時期だ。折しもタイの旧正月とも言われるソンクラーン(水かけ祭り)もあり、バンコクでは各ターミナルは早くも故郷へ帰る人でごった返し始めている。

 今年は暑季の訪れが3月上旬と例年よりも早く、今日に至るまでバンコクは連日35度前後の日が続いている。しかも、かなりの湿度を伴っている為、ほんの数分歩いただけで汗だくになる状況が続いている。

 そんな中で気象庁は、中国南部で今週に発生した熱帯性低気圧の影響はタイ北部から南シナ海まで及ぶものであり、一部は暴風雨圏に入ると予測している。また、外縁部にあたるタイ東北部やバンコクを含む中部では、日中の気温が高温になると予測されることなどを発表した。

 そして保健省はこうした高温がつづく環境での体調管理に注意を呼びかけている。高齢者や外で仕事をする人、また乳幼児やアルコールをよく飲む人などは特に注意が必要としている。

 具体的には日本の熱中症対策と同じで、外出時は帽子や日傘を用い、日なたをさけて行動する。そして一日2リットル以上の水分を摂取することなどが呼びかけられた。

 タイではこの10年間に196人が高温の影響で死亡しており、うち16%が高齢者であった。これからタイへの旅行を予定している場合は、くれぐれも熱中症対策を怠らないようにして欲しい。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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