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【ラオス】ラオスのローカル・フランス料理? カオチーを食べる

Global News Asia / 2015年4月13日 9時0分

インドシナ3国でそれぞれで独自に発展したフランスパンのサンドイッチ。ラオスのものは一度炭火で温め直してくれるので、ややふっくらとしておいしい。(高田胤臣 撮影)

 2015年4月13日、ラオスのローカル食で日本人でもすぐに馴染める料理を紹介したい。

 それは「カオチー」と呼ばれるものだ。簡単にいえば、フランスパン(バゲット)のラオス風サンドイッチだ。

 かつてフランスの植民地でインドシナ3国と呼ばれたラオス、ベトナム、カンボジアはフランスの食文化に影響され、かつ自国の文化が入り交じった特殊な食べものがいくつか見受けられる。

 このカオチーもまたそのひとつで、ベトナムでは「バインミー」、カンボジアでは「ヌムパン」と呼ばれる。発祥は同じでありながら国ごとにバラエティーに差があり、現在ではまったく違ったものになっている。

 筆者個人的に言うとラオスのサンドイッチが一番おいしい。というのは、注文すると具材を用意する間にパンを炭火で温めてくれるからだ。ベトナムとカンボジアではいつ焼いたのかわからないパサパサのものをそのまま出されるのだが、ラオスの場合は一度温め直してくれるので多少は食感がよくなる。

 値段もハーフで9000キップ(約130円)程度と安く、具材もレバーパテやラオス式のソーセージ、オムレツなどを選べる。パクチーなどの香草もたっぷり入る。これらを人気が高まりつつあるラオス産豆を使ったラオスコーヒーを合わせると朝食や小腹が空いたときにぴったりなのだ。
【執筆 : 高田胤臣】

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