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【タイ】タイ全土で水かけ祭りが始まる!

Global News Asia / 2015年4月14日 9時0分

伊勢丹が入居するセントラル・ワールド向かいのスーパー『BIG-C』前でも老若男女入り乱れて水かけを楽しむ姿があった。タイはこの時期が一番暑く、日中の水かけは気持ちが良い。(高田胤臣 撮影)

 2015年4月13日、タイ全土で水かけ祭り「ソンクラーン」が始まった(一部地域は除く)。

 タイは4月13日から15日が旧正月で、このうち13日と14日は全土で水をかけ合う祭りになる。

 バンコク都内では安宿街のカオサン通りやビジネス街のシーロム通り、伊勢丹が入居するセントラルワールド前で大規模な水のかけ合いが朝から深夜まで続く。

 タイ人にとって最も大切な休暇であるこの3日間は大部分の人が地方の実家などに帰省してしまう。そのため、バンコク都内は年間で最も道路混雑が緩和されるのだが、それとは対照的に人気の水かけエリアは多数の人々で賑わっていた。

 今年4回目を迎える日刊タイ字無料紙「M2F」主催「M2F Presents Bangkok Songkran Festival 2015@Central World」もタイ人の若者や家族連れ、外国人が水かけを楽しんでいた。あまりにも多くの人々が集まったためか、無料給水ポイントも水不足になり、水かけのブースも入れない人が出るほど。

 会場入り口には係員が立ち、アルコール持ち込みなどの取り締まりを行っていた。タイではこのソンクラーンの3日間が年間で最も飲酒による交通事故死亡者が多い時期とされ、今年バンコクでは一部の地域ではソンクラーン期間中の酒類販売を禁止している。すでに多数の死亡事故・事件がタイ人が好むフェイスブックなどのSNSに投稿されている。

 タイ人はソンクラーンにアロハシャツに似た花柄のシャツを着る。近隣の路上では水かけの参加者を目当てにした水鉄砲や携帯電話用防水袋、アロハシャツの屋台も出て、祭りらしい華やかさがあった。

 水かけは市街地は14日の夜までが一般的で、一部の特設会場は15日も開催される。また、バンコク南部のプラプラデーン周辺やパタヤなどは4月19日20日ごろが最も盛り上がる。
【執筆 : 高田胤臣】

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