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タイ人を困らせる中国人観光客の声

Global News Asia / 2015年4月18日 7時13分

「食べ残しには200バーツ(約800円)の罰金」と中国語で表示するパタヤのレストラン。

 2015年4月18日、リゾート地パタヤにも多くの中国人観光客が訪れている。ロシアからの観光客が減ってしまい、観光客の主役は中国からのお客様だ。

 中国人観光客から寄せられる声で多いのは、「どうして、他国の人より料理内容やテーブルがお粗末なんですか?」と言うもの。

 レストランで、他国のツアー客と食事内容や、席のクオリティーが劣る場合、差別されているのではとの想いから、クレームに発展するケースが多い。中国の旅行会社が徹底的な価格交渉をした結果、グレードが下がっているのだが、それには気がつかない。

 タイの歴史と文化を紹介するエンターティメント「アランカーン」では、バイキング形式の食事とショーをセットにしているが、中国人客の食べ残しが常識の域をはるかに超えるケースが多かったため、「食べ残しには200バーツ(約800円)の罰金」と中国語で表記をしている。韓国語、英語、日本語での表記は無い、中国語だけであることが、差別だと感じて中国人観光客からのクレームに繋がる要因だ。レストラン側も、中国人以外のお客様は、マナーが良いですからとは説明が出来ない。騒ぎが大きくなっては困るので、のらりくらりと、かわすしかない。

【撮影/編集 : 安麻比呂】

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