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【タイ】パタヤとホワヒン、チャアム間のフェリー就航を検討

Global News Asia / 2015年4月24日 10時0分

タイにはこれまで、スラタニー~サムイ島、パンガン島やタオ島~チュムポンなどを除けば、意外なほどに海洋の移動ルートが少なかった。写真はパタヤとラン島を結ぶ送客船(そむちゃい吉田 撮影)

 2015年4月24日、タイメディアによると、タイ東部のパタヤと西部ホワヒンとチャアムを結ぶフェリーの就航について、4月17日にタイ軍政海洋局が具体的な検討作業に入ると伝えた

 タイ東部のパタヤは、世界的にも有名なリゾート歓楽地。西部のフアヒンは、王室の離宮にも近いこともあって品格のある海浜リゾートとして近年注目を集めいる。またチャアムは、ホワヒンにも近いが、タイ庶民が多く訪れるリゾート地として有名だ。

 これらのビーチリゾートをフェリーで結ぶ案は、2012年に一度検討された経緯があるが、その時には却下されていた。しかし、ここにきて再度検討を始め、今年中頃を目処に報告がされるという。

 フェリーが就航された場合について、4年前に検証された予想台数は年間22万台。実際の就航へは、新たな港とバース(船のフラットホーム)の整備が必要になるが、プラジン国交相は2017年度から着工したい考えだ。

 計画では、第1ステージとして、パタヤとホワヒン、チャアムへのルートに加えて、サムット・プラカーン県バンプーとパタヤとホワヒン、チャアムを結ぶルートの3ルートが検討対象。

 その後に、バンプーを起点にトラート県チャーン島のルートとサムイ島、また別にソンクラーへのルートも加えたい考えだという。

 こうした動きは、飽和状態にあるタイの幹線道路の事情も大きく関係している。すでに進められている新鉄道路線とともに円滑に進めるべきところだろう。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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