インド人観光客もビックリ！ ー韓国ミュージカル「NANTA」

ロングランミュージカル「NANTA」(写真PMCプロダクションナンタ提供)

　2015年5月1日、韓国のロングランミュージカル「NANTA」(ナンタ)は、ソウル市内3カ所と済州島、バンコクの合計5カ所で公演されている。

　インド人観光客にも人気が高く、リピーターとなり3～4回劇場に足を運ぶファンもいる。

　韓国旅行に来たインド人観光客OYさんは「インドでは、このようなショーはありません。ミュージカル的な映画が多く、歌って踊る場面がほとんどです。映画とは違い、実演は迫力がありコミカルな演技に爆笑しました。調理シーンは野菜をテンポよく切り刻んでおり、調理器具が楽器的な使われ方をしていることにビックリしました」と話した。

　韓国への観光客は、中国人が一番多く、中国人観光客が使う大型バスが観光スポットに集中して、渋滞に拍車をかけるほどの盛況ぶり。インド、タイ、べトナム、インドネシア、ドバイからの旅行者数も増えている。日本人は減少して周遊型のパッケージツアーは、ほとんだ催行されなくなった。　

　NANTA(ナンタ)は韓国初のノンバーバルパフォーマンス(会話のない劇)。1997年の初演以来ロングランを続け、全世界での観客動員数は1000万人を超えた。

　韓国の伝統リズム「サムルノリ」をベースに、「ひとクセもふたクセもある4人のコックが時間内に結婚披露宴の料理を作りあげる」というコメディ。斬新なアクションで、食器やまな板、包丁など、厨房にあるすべてのものが楽器に変わってしまう。一番の見どころは大量の野菜を舞台で切り刻むシーン！ リズミカルで超スピードの包丁さばきは「見事！」歓声が上がる。鍛え抜かれた肉体と言葉を超えたコミカルな演技で大好評だ。

　日本でも、2015年1月、2月に東京・名古屋・神戸・大阪公演での公演が行なわれ多くのファンを魅了した。

【編集 : 安麻比呂】