【ミャンマー】ミャンマーの湖で「ジャパン・ガー」(日本魚)と呼ばれる魚が大量死
Global News Asia / 2015年5月12日 17時0分
2015年5月12日、地元メディアによると、ミャンマー第二の都市マンダレーより南に10キロの場所にある、木造としては世界最長と言われるウーべイン橋のかかったタウンタマン湖で大量の魚が浮き上がって死んでいる、と報道された。
風光明媚なアマラプラのウーベイン橋は、季節ごとに異なる美しい様相を見せるとして、観光客にも人気の高い場所であるが、現在、その湖は浮き上がった魚の死骸で覆いつくされ、遠くからみると、まるで白い板が波に揺らいでいるようだ、と地元の人は語る。
魚の死んだ原因は、養殖用に湖の水をせき止めたことにより、よどんだ行き場のない水の中で、爆発的に魚が増殖し、極端に水中の酸素が不足したことが原因とみられている。
日中は40度を超える暑季に、死んだ魚が浮かぶ光景は毎年見られるが、ここまで大量の魚の死骸が揚がったのは今年が初めてのことだ。
この死んだ魚の多くは「ジャパン・ガー」(日本魚の意)と呼ばれる、ティラピアである。
そもそもミャンマーにとって、外来種であるはずのティラピアがこれほど増えたのは、20年程前に一人の日本人がミャンマーの食糧事情の改善を図るため、繁殖力の強いティラピアを養殖したのが始まりである。
ジャパン・ガーに香草を詰めて串に刺し、炭火で焼いた「ガーキン」と呼ばれる料理は、安価なこともあり、今ではレストランでも、屋台でも、どこでも食べることが出来る定番の人気料理である。
養殖を始めた日本人の方は志半ばで2005年に惜しくも亡くなられたが、「ジャパン・ガー」の名前で親しまれるティラピアはその旺盛な繁殖力で増え続け、今ではミャンマーの輸出品目の一つにまで成長している。
【翻訳/編集 : 竹永ケイシロ】
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