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タイ国政府観光庁 ジュタポーン・ルンロンアーサー総裁代理に聞くタイの魅力

Global News Asia / 2015年5月17日 11時0分

今日(17日)も東京代々木公園で、世界最大のタイフェステイバルが開かれている。ジュタポーン・ルンロンアーサー総裁代理(右)、アジアパシフィック地域担当ポンサトーン・ゲッサムリー副総裁(左)。5月16日午後、タイ国政府観光庁ブースで撮影。

 2015年5月16日、開催中の「タイフェステイバル」タイ国政府観光庁ブースで、ジュタポーン・ルンロンアーサー総裁代理に、タイの観光の魅力や観光客の動向などについて聞いた。

 第16回となる今回のタイフェスティバルは、二日間の来場者が35〜40万人を予想しており、観光をアピールするイベントとしては、世界最大となっている。

 総裁代理はまず、4月1日に昨年から続いていた戒厳令が解除された事をあげて、世界中から観光客が戻って来ている事を強調した。

 具体的には、戒厳令が解除される直前の第一四半期(1〜3月)にタイを訪れた観光客は、前年比を23%上回ったと語った。また、昨年度タイを訪れた日本人は、126万人で、今年は139万人まで増やす目標だという。その中で著しく伸びているのは、中国本土からの観光客だが、日本からも17%伸びていると話した。

 今回のタイフェスティバルは、そうしたタイの観光地としての魅力をアピールする絶好の機会であり、世界でも最大級の来場者を集めているこのイベントで、ぜひタイの魅力に触れて欲しい。と語った。

 タイ国政府観光庁としては、今年から新しく掲げた「タイネス(タイらしさ)」を体験出来る観光地として、12の都市を紹介して、観光客を誘致したい考えだ。

 12の都市は、いずれも観光客は年間100万を越えていない小さな都市で、それぞれに違った個性と特徴を持っている。LCCなどの直行便も飛んでいる事や、チェンマイやプーケットなどのメジャーな観光地から近いので、ぜひ足を延ばしてみて欲しいと、繰り返した。

 さらに、誘致したいターゲットとして、女性、シニア、ファミリーと学生に加えて、ハネムーンでもぜひ訪れて欲しい場所がたくさんあると力説した。また、学生旅行などにもぜひお勧めしたいと語った。

 同席した、アジアパシフィック地域担当ポンサトーン・ゲッサムリー副総裁は、今回のフェスティバル会場に設置された観光庁ブースがもっと広ければ、他のたくさんの魅力を伝えられたのにと、展示ブースについて少し残念な印象を持っている様子も伺わせた。

 しかし、トムヤムクンやパッタイ、グリーンカレーなどの美味しいタイ料理や、世界的に注目されているタイマッサージ。そして音楽とタイのらしさを凝縮したこの「タイフェスティバル」に、ぜひ足を運んで、一時のタイを味わって下さい。そして、ぜひタイヘ旅行に来て下さい。と締めくくった。

タイ国政府観光庁 ジュタポーン・ルンロンアーサー総裁代理の略歴。

2015年3月29日より現職。

1956年バンコク生まれ
国立チュラローンコーン大学政治学部国際関係専攻を首席で卒業
1977年 タイ国政府観光庁に入庁
マーケティング広報部長、パリ事務所長、マーケット・プロモーション局長、国内市場プロモーション局長、国内市場担当副総裁、国際市場担当副総裁、マーケティング・コミュニケーション担当副総裁などを歴任。
【執筆 : YK】

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