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【ラオス】ラオスの良さを手作りで伝えるラオスフェスティバル

Global News Asia / 2015年5月22日 11時0分

さくら国際高校がラオスの子どもたちへ寄贈した最初の学校で、折り鶴で作った国旗と記念撮影。(さくら国際高校 提供)

 2015年5月22日、いよいよ明日、明後日の土日に東京・代々木公園で開催されるラオスフェスティバルは、他の国が開催するフェスティバルとは、かなり趣が違っている。私立高校の生徒たちがラオスへの感謝を込めて、毎回手作りで行われているイベントなのだ。

 今年で5回目となるラオスフェスティバルだが、主催するのはラオス大使館とさくら国際高等学校東京校(旧東京国際学園高等部)だ。(以下、さくら国際高校と表記)

 実際にフェスティバルの運営にあたるのが、さくら国際高校の生徒たち。このイベントは学校のカリキュラムとしても取り入れられており、一国を代表するイベントを開催するため、責任感を学ぶ場にもなっている。

 さくら国際高校は、不登校や引きこもりの生徒が多く通うユニークな存在の学校。その中で「自分たちは学校に行けなかった経験があるけど、行きたくても通えない子どもたちが多いラオスに学校をプレゼントしたい」という声が上がった。

 1996年にスタートした小学校建設は、これまでに7校になる。着工式や開校式に出席するなどして現地を訪れた子どもたちは、各々に何かを見つけるようで、みんな生き生きとして帰って来る。

 ラオスへの「学校建設」というプレゼントを行ったのに、逆にラオスの人々から心の豊かさを教えられている。帰国後、生徒たちは非常に前向きになり、自立への第一歩を踏み出している。

 そして貧しい中でも心が豊かで、笑顔が絶えない、素晴らしい人々の住むラオスのことをもっと知ってもらおうと、2007年に初めてのラオスフェスティバルが開催されることになったのだ。

 資金的な問題もあり、隔年で開催されてきた。しかし、今年はラオスと日本の国交60周年ということで、初めての連続開催となる。

 生徒たちがラオスで見つけたものとは一体なんなのだろう? そんな想いを持ちながらこのフェスティバルを見てみると、単なる観光誘致のイベントではないことに気がつくかもしれない。

 生徒たちとラオスを愛する人々が手作りで創り上げるラオスフェスティバル。ぜひ多くの方に来ていただきたい。
【執筆 : そむちゃい吉田】

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