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【タイ】新幹線・バンコク―チェンマイ間で、夢と期待を込めて現地調査開始へ

Global News Asia / 2015年5月28日 0時20分

一時は、バンコクーチェンマイ間も、中国が優勢と伝えられていたが、逆転し調査開始まで巻き返した。まだまだ、難しい問題も残されているが、タイへの新幹線輸出も現実的になってきた。(資料写真・細田雅幸 撮影)

 2015年5月27日、日本の新幹線(高速鉄道)を導入することを前提としての調査開始の覚書が、日本とタイの担当大臣との間で交わされた。

 バンコク―チェンマイ間・約670Kmに、台湾に続いて、タイにも新幹線が輸出される可能性が高まってきた。

 総工費など、新幹線開通までの費用は1兆円を超えると見られ、資金の調達や、運行時の採算など難しい問題も残されている。

 バンコクーチェンマイ間は、列車の利用よりもバスや航空機が主力で、天候に左右されにくく安定的な定時運行が出来る新幹線への期待が高まっている。

 乗客数を心配する声に対して、タイの高速鉄道関係者は「バンコク市内を走る高架鉄道(BTS)は、開業当初、本数は少なく利用者も疎らでガラガラの状態でしたが、今では利用者増大で、朝夕のラッシュ時は大混雑になっています。本数を増やしても利用者数に追いつきません。新幹線が開業すれば、新たな需要も生まれるので、採算に合うと考えています」と話す。

 日本、タイ両国の夢と期待を込めて、来月から現地の調査が始まる予定だ。

【編集 : TY】

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