【タイ】タイの空を舞う ウルトラ ライト プレーン

体がむき出しの機体で民家上空を飛行する。時速はおよそ60キロメートル前後。写真の高度は約100メートルほどだ。(高田胤臣 撮影)

　2015年5月28日、バンコク郊外で超軽量飛行機のウルトラライトプレーン(ULP)の体験フライトをした。

　バンコクの北側にあるドンムアン空港から車でおよそ1時間弱のところにある、『オンカラック・フライトクラブ』に足を運んだ。ここは元空軍の少佐で、タイのパラモーターの第一人者ともいわれているブンヤリット氏が経営するフライトクラブだ。滑走路は草地で、ここでULPを楽しむことができる。

　ここでは時間単位で手数料を払えば遊覧飛行もできるし、なんと操縦の勉強もできる。日本人在住者もここでタイの飛行機操縦士免許を取得している。

　今回乗ったULPの機種は名機と呼ばれるクイックシルバー社製のものだ。骨組みだけの機体で、体がむき出しのまま宙に舞い上がる。高所恐怖症の人にはかなり恐いかもしれないが、日本では体験できないおもしろさがある。というのも、日本でもULP体験は可能なのだが、法律によって公道や線路、河川の上空を飛んではいけないことになっているという。ほとんどの飛行場で滑走路上空以外を飛ぶことはできないのだ。

　しかしタイにそんな制約はないので、普通の飛行機のように遠くまで足を延ばすことができる。

　ブンヤリット氏は日本語はできないが、日本人経営の旅行代理店が取り扱っているので興味がある方は足を運んでいただきたい。

バンコク予約ドットコム
http://www.bangkokyoyaku.com/

【執筆 : 高田胤臣】