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タイの高速鉄道、日本の新幹線採用で合意・バンコク―チェンマイ間で本格的な調査開始

Global News Asia / 2015年5月29日 18時30分

タイの高速鉄道の獲得に、中国は完全に諦めたわけではなく、水面下で交渉を仕掛けてくるのではないかという不安がある。新幹線。(資料写真・細田雅幸 撮影)

 2015年5月29日、タイが進めるバンコク―チェンマイ間(670Km)の高速鉄道に、日本の新幹線が採用される前提で、来週から現地調査を含めプランの詳細を詰める作業が始まる。

 一時、中国が有力と見られていたが、日本側があらゆるチャンネルを駆使して、調査開始の覚書手交までたどり着いた。しかし、中国は完全に諦めたわけではなく、水面下で交渉を仕掛けてくるのではないかという不安要因がある。

 総工費は、約1兆5000億円のビックプロジェクト。タイへの新幹線輸出が実現すれば、他国へのセールスにも大きな弾みになる。
 
 受注には、JR東日本、三井物産、日立製作所、三菱重工業の4社が積極的だ。早ければ、2016年上半期に着工するものと見られている。
【編集 : MM】

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