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【タイ】女装タレント岩手蛍さんがタイ進出を目論む

Global News Asia / 2015年6月10日 17時0分

宣材撮影中の岩手ローカル・タレント兼女装家の岩手蛍(いわて・けい)さん。(写真提供:岩手蛍)

 2015年6月10日、今年5月に岩手県のローカルテレビで活躍する女装タレント岩手蛍(いわて・けい)さんが、タイのリゾート地パタヤで試験的に活動を開始した。

 タイでは日本のいわゆるオタク文化であるマンガやアニメ、コスプレなど、日本のサブカルが浸透し始めている。そんな中、日本でもまだまだ認知度の高くない女装趣味を前面に出した「女装子(じょそこ)」や「男の娘(おとこのこ)」を岩手蛍さんが持ち込んできた。

 タイはまだ女装というジャンルが一般的には存在していない。個人主義的な風潮から、自身の信条を表に出して生活するタイでは性同一性障害のレディボーイ(日本のニューハーフと同義)が多い。一般の会社でも面接に大きな影響を与えないほどに浸透しているので、女装はイコール性同一性障害者ということになるためか、タイでは女装のジャンル自体が存在しない。

 岩手蛍さん自身も根の分は男性で、性同一性障害を持っているわけではない。ただ、女装をしているときは、コスプレでヒーローを演じる人がいるように、彼もまた女を演じる。

 元々はミュージシャンで、バンドの活動上で化粧などをすることがあったが、女装を趣味にしてはいなかった。そんなある日、ライブの打ち上げでバンド仲間と化粧をしたまま繁華街に出た際に、ある人物にスカウトされ、岩手県で初めての女性飲食店従業員となった。これが話題となりテレビ活動もするようになり、それを知ったタイのパタヤで飲食店を経営する岩手出身の男性が彼を呼び、タイ初上陸となったのだ。

 今後はまだ日本での活動を中心にしながら、タイでも女装というジャンルを認めてもらうために動いて行きたいという。

「私の出身でもある岩手県八幡平市はバンコクと深い繋がりがあります。特にバンコクのタマサート大学と八幡平市の小・中学校は20年間の交流があるのです。互いに学生を受け入れ合い、ホームステイしながら観光地を見学するなどの活動が行われています。私も小・中学生のころにタイの学生と交流会を行いました。ですので、タイは縁があって個人的に興味のある地域です。タイのおいしい料理、タイの文化、観光地を岩手に発信し、タイにも岩手のおいしい自然の幸、岩手の文化などを紹介していきたいと思います」
【執筆 : 高田胤臣】

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