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【タイ】ビーチリゾートのパタヤへ続々と進出するバンコクの日本人経営者たち

Global News Asia / 2015年6月14日 17時0分

パタヤのウォーキングストリートのど真ん中にオープンした「Wood Ballパタヤビーチ店」。(西尾康晴 撮影)

 2015年6月14日、バンコクから南東へおよそ150キロメートルに位置するパタヤという街は、ビーチリゾートで有名だ。ただ、一般的なリゾートとは異なり、この街を潤わせている大部分はナイトライフである。

 中心部のあちこちにはバービアというタイ女性と飲める店が無数にあり、ウォーキングストリートと呼ばれる600メートルほどの通りを中心に、水着や全裸の女性が踊るゴーゴーバーが100軒以上点在。世界中から男たちが集まるナイトライフ天国の街として知られている。

 パタヤで多く見かけるのは白人。中でもロシア人がもっとも多いと言われている。アジア系だと断トツなのが中国人。日本人も見かけるが、全体のパーセンテージでいえばまだまだ少数派だ。

 ただ、ナイトライフの街としては世界的な知名度なだけあり、進出を画策する日本人も少なからずいる。今年に入り、バンコクで成功をおさめている2人の日本人がパタヤへ進出を果たした。

 1人は清水友彦氏。2012年、日本からタイへ移り住み、串カツ居酒屋「しゃかりき432”」1号店をオープン。その後、怒濤の勢いを見せ、寿司屋やバーなどを含めバンコクで7店舗を展開するまでに至っている。

 その彼が次のステージに選んだのがパタヤだ。2015年3月、パタヤのセカンドストリート沿いに「小しゃかりき432”パタヤ店」をスタートさせた。

 そして2人目は後藤俊行氏。2006年に来タイ。2009年に自身で、カラオケをウリにしたバー「Wood Ball」をオープン。この「Wood Ball」が在住日本人を中心に人気を博し、その後どんどん系列店が増え、2015年にはバンコクに5店舗、プノンペンに1店舗を展開している。

 いまやタイの映画にも出演するほど著名になった彼も、次の舞台にパタヤを選んだ。

 2015年5月オープンした「Wood Ball パタヤビーチ店」は、前述したウォーキングストリートのど真ん中。周辺は煌びやかなゴーゴーバーがひしめく中、カラオケをウリとした「Wood Ball」の挑戦が始まったのである。

 まだまだ日本人観光客が少ないと言われているパタヤ。進出した2人の日本人によってパタヤに変化が表れてくるのかもしれない。
【執筆 : 西尾康晴】

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