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MERS感染拡大の韓国ー外国人観光客復活施策にベトナムから疑問の声

Global News Asia / 2015年6月15日 19時46分

ソウルの救急車(資料写真・2015年4月撮影)

 2015年6月15日、ベトナムメディアによると、ベトナム政府は、中東呼吸器症候群(MERS)の感染が韓国で拡大していることから、すでに先週、韓国への渡航自粛勧告を出した。

 激減した観光客を何とか復活させようと、韓国政府が発表した施策は、6月22日以降、韓国を観光の為に訪れた外国人が、万が一、MERSに感染した場合、旅行費用や治療費の全額と、見舞金3,000米ドルを支払うというもの。

 韓国政府 文化体育観光部では「安全な韓国を広くPRしていきたい」と話しているが、ベトナムの見識者からは「それよりも一日も早く、MERS感染を終息させ、感染が拡大した経緯や、再発防止策を具体的に説明するのが先ではないか」との疑問視する声が上がっている。

 感染者は150人(16人死亡・退院10人・治療中124人)に及んでいる。ソウルから約320キロも離れた釜山でも死者が出たり、スロバキアに入国した韓国人男性がMERSの疑いで隔離措置が取られており、空港などでの検疫体制の強化を進めているが、潜伏期間が2~14日あり、入国後に発症した場合を想定して対策を講じている。

【編集 : MM】

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