【ミャンマー】空前の建設ラッシュに暗雲
Global News Asia / 2015年6月21日 17時0分
2015年6月21日、地元メディアによると、ミャンマー最大都市ヤンゴン市は経済開放以降、空前の建設ラッシュが続いている。市内のいたるところで建設途中のビルやマンションを目にするが、順調に建設が進むプロジェクトもある一方で、資金繰りが上手くいかずに工事がストップし、建設会社と土地オーナーとの間で裁判になるケースも多発している。裁判の前哨戦として、互いの言い分を新聞に発表するケースは一日2、3件にものぼる。
ある建設関係者は「建設が工期通りに進まない上に、途中で資金がなくなり、仕事半ばで逃げてしまう建設会社が増えている」と語る。
ヤンゴン市ダウンタウン東にあるバズンダウン地区の土地オーナーは「建設予定だったアパートの部屋を既に販売したが、実際には建設が停止したまま2カ月が経過している。建設業者を訴えるべく、裁判の準備をしている旨を新聞に掲載する事にした。私と同じような目にあっている土地オーナーは他にもいる」と語った。
裁判で建設業者が敗訴した場合はYCDC(ヤンゴン市開発委員会)から建設ライセンスを停止されることもある。
建設ブームの始まった2、3年前まで、建設市場は上り調子だったが、2015年2月以降、不動産の取引が徐々に冷え込み始めている。建設会社に資金を融資している銀行もあり、建設ブームに立ち込める暗雲はミャンマー経済全体にも影響を及ぼすものとみられている。
【翻訳/編集 : 竹永ケイシロ】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
新薬物“ハッピーウォーター”とは?「強力で危険」 日本への影響も…拡大するミャンマー麻薬ビジネスの闇
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月20日 7時5分
-
危険なLNG事業を支援する邦銀に要請、 米メキシコ湾岸の住民代表団が初来日
PR TIMES / 2024年10月11日 17時45分
-
6000万戸もの「売れ残りタワマン」に習近平主席もお手上げ…「EV頼み」でも経済を立て直せない中国政府の大迷走
プレジデントオンライン / 2024年9月30日 9時15分
-
「ミャンマー人は有能」日本企業が太鼓判を押す訳 政情不安の中でも高い日本語熱、将来の国づくりに貢献
東洋経済オンライン / 2024年9月29日 9時0分
-
UAE、TSMCとSamsungに先端半導体工場の建設を要請か? 米国メディア報道
マイナビニュース / 2024年9月25日 12時0分
ランキング
-
1北朝鮮派兵「事実上参戦」 東アジア安保に影響、松田前大使
共同通信 / 2024年10月22日 18時28分
-
2ロシア与党議員「火葬場が不足」 ウクライナ侵攻と関連は不明
共同通信 / 2024年10月22日 18時33分
-
3日本人男児刺殺から1か月…中国で広がる不安「なるべく日本語話さない」
日テレNEWS NNN / 2024年10月22日 19時23分
-
4ウクライナ人口、ロシアによる侵攻以降1000万人減少 国連
AFPBB News / 2024年10月22日 19時41分
-
5ASEAN、同盟組むなら「中国選ぶ」が5割超 初めて「米国」上回る 識者ら調査
産経ニュース / 2024年10月22日 20時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください