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【タイ】川に浮かぶホテルは、星の宝石箱ーカンチャナブリー県クウェー川

Global News Asia / 2015年6月22日 10時54分

サイヨークの山々に囲まれたクウェー川に浮かぶホテル「ザ フロート ハウス リバー クウェー」は、筏(イカダ)リゾートとして注目を浴びている。(2015年6月21日移動ボートから撮影)

 2015年6月21日、タイ国政府観光庁が推奨する「タイ12の秘宝」の一つ、カンチャナブリー県。サイヨークの山々に囲まれたクウェー川に浮かぶホテル「ザ フロート ハウス リバー クウェー」は、筏(イカダ)リゾートとして注目を浴びている。

 昨年、東京国際映画祭で紹介された「先生の日記」の舞台でも、小学校の分校が筏教室に設定されていて、タイでは川が暮らしに活き付いている。

 避暑地としての川は、タイ人の好むライフスタイルにもマッチしていて、川上から夜空を見上げると、星が散りばめられていて天然プラネタリウムの様に輝く。

 リゾートのスイモン・オーナーは「陸上には、リゾートはたくさんあります。森の木々を伐採して造る施設は、環境破壊にも繋がります。この筏リゾートは、自然に溶け込んだ、癒し空間として、リフレッシュしてもらうのに最適です。タイには筏の宿泊施設は多いですが、4つ星ホテルとして洗練したサービスを提供しているのは、ここだけです。モン族の純朴な人たちの接客もお客様に愛されています。自然環境保全のため様々な工夫をしています」と話す。

 ミャンマー国境を渡って、この地に住み着いたモン族の人たちは、昔ながらの伝統的な生活を守っており、土ー日曜日には、ボランティアの先生が、子どもたちにモン語や英語の教室を開いている。授業を見学したり、子どもたちとふれ合うことが出来る。また、月ー土曜は、モン族ダンスショーを上演。

 同じグループのホテルでは、アドベンチャー体験を提供している。ボートでの送迎・軽食付きで1,600バーツ(約6,400円)でチャレンジできる。

 利用者は、タイ国内の富裕層カップルや家族連れが多く、海外からはヨーロッパ(フランス、ドイツ、イギリス、オランダ―、ベルギー、デンマーク)中心で、日本人の比率は全体の1~2%程度と、リゾートの存在自体まだまだ知られていない。大手旅行会社が、このホテルに宿泊するパッケージツアーの企画を始めたばかり。

 宿泊費は、1室2名利用・朝食付きで4,000バーツ~(16,000円~・1人8,000円~)タイは、周辺国に比べホテル料金は割安で、お得感が高い。部屋数は30室と少ないため、ハイシーズンは予約が取りにくい。
【通訳 : ノーパカオ/編集TY】

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