【タイ】エアアジアがバンコク札幌便8月から運休

バンコクのドンムアン空港に駐機するタイエアアジア機。(資料写真)

　201年6月23日、格安航空のタイエアアジアは、バンコクー札幌便を8月から運休すると発表した。ICAOの警告を受け、やむなく事態が好転するまでの期間、運休することになった。

　ICAO(国際民間航空機関)からタイ航空当局への安全上の懸念は、3月上旬に指摘され、日本や韓国当局が問題視。話し合いの末、5月末まで猶予を与えられていたが、タイの航空当局が問題を改善できなかったとして、レッドカードを提示されていた。

　エアアジアは、これまでマレーシア籍の機体で代替え運行していたものの、今回のレッドカード提示を受けて、やむなく運休することを決めた。すでに予約されている分については、東京便への変更や返金に応じる。

　ICAOが発表している「重大な安全上の懸念(SSC)」があるとして掲示されているのは、タイの他にアンゴラ、ボツワナ、エリトリア、ハイチ、カザフスタンなど。

　また、タイ国交省ではすでに責任者が更迭され、早急な事態の解決に取り組んでいるとしている。
【翻訳/編集 : KK】