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「日本のカニは不味い、イチゴ、桃、ブドウの美味しさに感動」―タイ人団体旅行客

Global News Asia / 2015年6月27日 16時0分

羽田空港に到着したTGタイ国際航空機(2015年6月26日朝撮影)

 2015年6月下旬、タイから日本への観光客はドンドン増えている。査証免除の効果が一番だが、日本に行ったタイ人からのSNSなどクチコミが後押ししている。また日本の観光地を紹介するタイのテレビ番組は高視聴率だ。

 タイからの日本ツアーで多いのが、浅草、フルーツ狩り・温泉・カニ食べ放題、富士山を網羅したプラン。

 40年以上旅行会社で、添乗員やガイドとして活躍しているノーパカオさんは「いちご狩りで、練乳をつけて食べるのが最高です。桃やブドウなどタイのものと違い、フルーティ! この3つの果物は凄く美味しい。フルーツ狩りの後の、温泉も気持ちが良くて、みんな大満足です。露天風呂の石も初めてみる人には新鮮です。夕食でのカニの食べ放題。これは、ちょっとガッカリです。タイのカニの方がはるかに美味しい」と言う。

 山間の温泉で、宿泊費用との兼ね合いで、産地も明記していない低価格の不味いカニを提供していると思われる。その辺りの事情は、ノーパカオさんも、旅行者も分からない。日本の食料自給率が先進国の中で最低である事はもちろん知らない。

 旅行中、日本で食べたものは日本産だと思ってしまうのも無理もない。もし、産地の蟹取県(鳥取県)などで、カニの食べ放題に出会っていたら、100%印象が変わるのに。平井伸治知事の手腕を期待したい。

【編集 : MM】

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