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【タイ】タイ最大の中華街ヤワラーにある、ヤワラー中華街ヘリテージセンター

Global News Asia / 2015年7月6日 11時0分

等身大の人形で当時の町並みや貿易の様子を再現していて、100バーツにしては見応えがある。(高田胤臣 撮影)

 2015年7月6日、タイ最大の中華街であるヤワラーにある「ヤワラー・チャイナタウン・ヘリテージセンター」を紹介したい。場所は中華街の中心に近い、ワット・トライミットの境内にある。

 ワット・トライミットは黄金仏寺院とも呼ばれ、黄金の仏像が納められていることで有名な観光地にもなっている。別の場所にあった廃寺の漆喰い仏像だと思われていたが、その下に黄金の姿が隠されていたことがのちにわかったというストーリーはよく知られている。

 ヘリテージセンターは外国人の場合、100バーツほど入場料がかかる。これは2階にあるヘリテージセンターだけでなく、3階にある黄金仏博物館も見学できる。黄金仏そのものの見学は別途入場料を40バーツ払わなければならない。

 「ヤワラー・チャイナタウン・ヘリテージセンター」は主にタイの華僑や華人がどのようにタイにやって来たのか、そして、どのようにしてタイ最大の中華街ヤワラーが生まれたのかが順序だって説明されている。

 昨今のタイでは中華系タイ人の存在は無視することはできない。政治問題や経済ニュースなど、タイ華僑を無視するとタイについてなにも語れなくなるほど、華僑や華人のキーパーソンが多い。また、マレーシアやシンガポールと違い、タイの華僑は中国語を話さずにタイ語を話す。完全にタイ人化して元移民から見て孫に当たる第3世代などは中国語を話したり理解することが困難なほどである。

 このヘリテージセンターは、タイの華僑や華人がなぜタイに同化しているのか、という問いに対する答えがみつかる場所である。掲示物と人形で貿易の様子を再現したり、ジオラマなどがほどよく配置されているので、当時の中華街の様子を見ながら、タイの歴史の大切な部分を知ることが可能だ。

 観光でも在住者でも、またこれからタイでビジネスを起こそうという場合はこの「ヤワラー・チャイナタウン・ヘリテージセンター」は必見である。
【編集 : 高田胤臣】

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