【タイ】中国人違法ガイド6人を逮捕

チェンマイ市内で見ることが増えている中国ナンバーの車。陸路で入国してくる中国人も急増している。(そむちゃい吉田 撮影)

　2015年6月10日、タイ観光警察は、無許可で観光ガイドをしていた中国人6名を逮捕したと、タイメディアが報じている。

　タイ国内で、ツアー客を観光地に案内して説明するガイドは、2008年から国家資格が必要で、その資格の取得はタイ人のみ。

　しかし現実問題として、年間400～500万人と増え続けている中国人観光客に対して、ガイドが不足している状態だ。

　また、一部の観光地では、中国人のあまりのマナーの悪さに「ガイドが責任を負うべきだ」として、統率を取れないガイドたちに入場を禁じる場所もある。

　そのため関係各省では、外国人に対しても観光ガイドの資格取得を認めるべきではないか、との議論も始まっている。また、違法ガイドとの見分けをわかりやすくするために、タイ人正規ガイドには、指定された制服を着用することが義務付けられることになった。

　しかし、現在の法律で禁止されているのは紛れも無い事実だとして、タイ警察では、観光警察とも連携して、今後も厳しく摘発を続けるとしている。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】