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死者36人の韓国MERS終息へ―観光客復活は、いばらの道

Global News Asia / 2015年7月20日 19時0分

資料写真・体温をサーモグラフィーで測定するバンコク空港。(2015年6月18日14時30分頃撮影)

 2015年7月20日、タイメディアは、韓国で流行したMERS感染者が、15日連続で確認されなかったと韓国保健当局が発表したことを受けて、韓国でのMERS感染は終息に向かっていると伝えた。

 これまでの感染者の合計は186人、死者は36人。完治した退院者は136人。現在治療を続けている患者は14人。隔離対象者は22人。一時隔離された人の合計は、16,671人に及んだ。

 観光客が大きく減った韓国では、中国、日本、タイなどの旅行業関係者への視察旅行を実施して、観光客の復活の為、様々なイベントを開始している。

 タイや中国でも、MERSの封じ込めには成功しており、ここまで感染が広がった韓国公衆衛生当局への信頼感は大きく揺らいでいる。

 また、何度となく感染拡大中に収束宣言を出し、激減した観光客を何とか復活させようと、韓国政府が発表した「6月22日以降、韓国を観光の為に訪れた外国人が、万が一、MERSに感染した場合、旅行費用や治療費の全額と、見舞金3,000米ドルを支払うなど」という宣言も逆効果だった。

 今回のMERS感染流行で韓国へのイメージが大きく低下しており、MERS感染流行前の水準にまで、観光客数を戻すには、韓国公衆衛生当局の再発防止のための具体策を示し、信頼回復を地道に行なっていくしかない。
【編集 : MM】

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