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エアアジアグループ日本法人の拠点は中部国際空港ー2016年春・運航開始へ

Global News Asia / 2015年7月21日 21時32分

資料写真 エアアジアX エアバスA330-300型機 クアラルンプール空港。

 2015年7月21日、エアアジア(本部マレーシア)グループの、日本法人・エアアジア・ジャパンは、国土交通省に航空運送事業の許可申請を行った。エアアジア・ジャパンは、中部国際空港を拠点として、2016年春から国内線と国際線への参入を予定している。

 エアアジアグループのトニー・フェルナンデスCEOは「日本市場は、近年の高い訪日需要だけではなく、エアアジアグループのネットワークを拡大する意味でも、戦略的に重要な市場であると考えています。日本の皆様にも、私たちが持っているアジア最大のネットワークを通じてASEAN地域やその先の国々にもご旅行いただける機会を提供できると考えています。エアアジア・ジャパンが日本市場に再参入することは、私たちの夢の実現に向けての大きな一歩であり、非常に楽しみにしています」とコメントしている。

 エアアジア・ジャパン小田切 義憲代表取締役社長は「新生エアアジア・ジャパンは、国内線のみならず、アジアを中心とした国際線にも積極的に路線展開を進め旺盛な訪日需要を取り込むとともに、日本の航空会社として、海外に対して元気のある日本とその魅力を発信し、諸外国との国際相互理解に微力ながら貢献して参りたいと思います」と抱負を述べた。

 また、中国LCCの春秋航空は、6月末から本格的に中部国際空港を拠点化し、多くの中国人観光客を送客している。中部地域の、訪日需要を取り込む翼として、エアアジアへの地元の期待は高い。

 一方、LCCは一般的に効率を優先するためトラブル時の対応については不安が大きい。遅延時の乗換便やフライトキャンセル時の対応など、どの程度のバックアップ体制を取るのか今後の動向を注目したい。

【編集 : TY】

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