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【タイ】「世界で貢献するJICAシニア海外ボランティア」6・オールドラヨーン

Global News Asia / 2015年7月26日 9時0分

オールドラヨーン。

 2015年7月26日、シリーズ「世界で貢献するJICAシニア海外ボランティア」を定期的にお届けする。JICAシニア海外ボランティアとして、音楽の指導にあたられている一色環さんに「オールドラヨーン」について執筆してもらった。

 ラヨーン市内の郵便局から5分くらい歩くと、オールドラヨーンに着く。中華門があるから中華街だと思うが、落ち着いた色合いだ。黒っぽい石畳を進んでいくと、両側に木造の建物が並んでいる。

 気になるお店があるのだが、私が行く時はほとんど閉まっている。たまたま開いていたので覗いてみると、古本屋さんだった。店主は写真と絵を趣味にしているようで、いくつかの作品が飾られていた。手編みのレース編みのベストやワンピースが数枚ハンガーに掛けられてる店。古い足踏みミシンをテーブルにしているカフェ。枕やクッションを縫って売っている店。タイの甘いお菓子の店。卵が山積みされた店・・・。

 オールドラヨーンの歴史が分かる建物もある。そこには、かつて使われていた生活用品やカメラや本や時計などが並べられているし、古い写真もたくさんある。

 小さなギャラリーも楽しい。タイの王様や高僧の絵はもちろんたくさんあるが、オーナーの描いた抽象画が面白い。平日は静かだが、休みの日になると子どもたちが絵を習いに来てにぎわっている。

 私のお気に入りは、焼き魚を売っている店。買って帰り食べようとしたら、ウロコつきだった。ウロコをつけたまま焼いているので、身はこげることなくジューシーだ。とても美味しい。新しい焼き方 発見!! 

 時々足を運んでは、新しいことを見つけるのが楽しみだ。

【執筆/撮影 : JICAシニア海外ボランティア 一色環】

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