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韓国MERS終息宣言は、国内向け、海外向けの2回・分散型発表を検討―タイメディア

Global News Asia / 2015年7月26日 6時0分

資料写真 MERSの注意喚起(羽田空港で2015年6月26日撮影)

 2015年7月25日、タイメディアによると、韓国で流行していたMERS(中東呼吸器症候群)は、20日連続で新規の患者が発見されていない。

 MERS終息宣言について、WEO(世界保健機構)の理解が得られれば、来週にも国内向けの終息宣言を行ない、国内の不安を払拭し、海外向けには、8月下旬に国際的な基準に合致した、本来の終息宣言を出したい考えだ。

 終息宣言を国内向け、海外向けと2回に分けて公表するケースは、あまり例が無いという。

 治療を続けている患者12人の中で、MERSコロナウィルスの陽性反応が出ているのは1人だけになっており、この患者のコロナウィルス反応が陰性になってから28日後の8月下旬に、終息宣言を公表すると見られていたが、韓国政府の少しでも早く終息宣言を発表したいとの強い意向が反映されてる様だ。

 タイや中国でも、MERS感染の封じ込めには成功しており、ここまで感染が広がった韓国公衆衛生当局への信頼感は大きく揺らいでいる。

 また、感染拡大中に何度も収束宣言を出し、激減した観光客を何とか復活させようと、韓国政府が発表した「6月22日以降、韓国を観光の為に訪れた外国人が、万が一、MERSに感染した場合、旅行費用や治療費の全額と、見舞金3,000米ドルを支払うなど」という宣言も逆効果だった。

 今回のMERS感染流行で韓国へのイメージが大きく低下しており、諸外国からの信頼回復には時間がかかりそうだ。
【編集 : MM】

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