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【タイ】音楽事務所による「カオパンサー」に向けての奉納8kmパレード

Global News Asia / 2015年7月27日 11時0分

 寺院では飲み物や食べ物が無料で振る舞われ、参拝を済ませたタイ人たちが寛いでいた。また、敷地内には大きなステージが設営されており、夜にはコンサートが開かれた。こうした寺院のコンサートは、無料であることも珍しくないのだが、こうした人気歌手となると60~100バーツの入場料を取る。そして今回の入場料は全て寺院に寄進されるという。

 この日のコンサートにはトップライン社だけでなく、モーラム楽団としてはタイ1、2を争う人気楽団二組が共演するということもあってか、有料にも関わらず場内は超満員。途中雨にも降られ、帰る姿も見られたが、真夜中0時過ぎまで盛り上がっていた。

 寺院の寄付集めや企業のイメージ戦略としての寄付行為について、いい印象を持たれないこともある。しかし、結果として言えば、今回の一企業による寄進行為が、タイの人々に楽しみを与え、徳を積む機会を与え、会場では飲食も振る舞うという、伝統的な行事自体が一つの社会貢献になっているという側面には、敬意を払うべきだし、学ぶべき所も少ないないだろう。

 もっとも赤ら顔で缶ビールを手に踊るタイ人を見ていると、どこに信仰心があるのかを伺いたくなる。しかし、日常のストレスから解放され、笑顔満面の彼らを見ていると、幸せに生きる術をよく知っているようにも見えて来る。

 また、普段歩かないタイ人が、このパレードでは約8キロメートルもの距離を日中の暑い中、喜々として歩いていたことも信仰心の為せる技なのだろう。印象に残る取材だった。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】


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