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【タイ】タイで江西省の薬膳スープを楽しめるのはホワイクワンの「ファミリア」だけ

Global News Asia / 2015年7月27日 17時0分

タイではここだけでしか食べられない、江西省発祥の薬膳スープ。(高田胤臣 撮影)

 2015年7月27日、バンコクの下町であるラチャダーピセーク通りホワイクワン地区にある中華料理店を紹介する。

 ここはチェンマイ出身の中華系の女性が経営する小さな料理店で、タイで唯一江西省発祥の薬膳スープが楽しめる。店名は「飯米粒(ファミリア)」だ。

 一般的な中華料理も楽しめ、例えば「紅焼牛ばら肉」が180バーツ(約655円)などと、全料理の料金設定はリーズナブルになっている。お勧めである薬膳スープもまた80バーツ(約291円)からで、高いものでも250バーツ(約909円)だ。

 このスープは江西料理の中でも江西省省都の南昌市発祥の「瓦罐煨湯」で、基本的には1人前サイズの壷に生薬などの素材と水、具材を入れて低温で蒸して作る。この店では店頭の大きな甕でじっくりと調理するので、素材のエキスが引き出されており、実に味わい深い。

 薬膳はその生薬と具材の組み合わせで効能が違う。店内にあるメニュー表に中国語だが漢字で効能が書かれているので、それを見ればなにに効果があるかはすぐにわかる。

 地下鉄MRTホワイクワン駅そば。通りの東側をホワイクワン区役所に向かって行くと右側にある。店頭の甕が目印だ。大通りのラチャダーピセーク通りを渡れば夜市のホワイクワン市場もあるので、夕方から夜間にかけて観光のついでに立ち寄りたい店である。
【執筆 : 高田胤臣】

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